14歳が抱えがちな悩みは「お金」との付き合い方を知ることで解決の糸口が見つかる。
14歳じゃない30代の私もとても読みやすく世の中の流れを知ることができました。
節約意識にもつながる、忘れていた大切な基本的なことがわかりやすく書いてあります。
難しいことは分からない。でもお金のこと、学んでみたい!そんな方にこの本をお勧めします。
イメージで分かるようなそんな感じです。
これから投資を始めたい人、お金の勉強を始めたい人の入門書とてしても役立ちます。
https://www.coniglio531.com/archives/318お金は過去と未来の缶詰
今の君が持っているお金は、君がこれまで生きてきた営みの証。
努力や環境、人間関係、全部の結果があって引き寄せたもの。
お金は「過去の缶詰」であるのと同時に「未来の缶詰」でもあるのです。
今手元のあるお金を使って、部活に必要な道具を買ったり、見たい映画を見に行ったり、アイドルのグッズを買ったり、コンビニでお菓子を買ったり、本を買ったり。
僕たちは新しいものや体験を手に入れることができます。
これらは全て「未来への選択」。つまり「お金を使って何をするのか」という選択が君の未来を形作っていくのです。
これからはむやみに買わないようにしよう!と思ったよ。
いつまで続くか分からないけど。
人間は生きている限り無条件で誰かを支えている。
そこには年齢も性別も就労の有無も関係ない。
全ての人が誰かを支えている。この相互扶助の考え方、つまり互いに助け合う「互助」の関係こそが「経済」の基礎です。
最近クラウドファンディングをしてるよ。
小額からできるし満足度が高いよ。
人間の本質は買うに表れる
買うという行為にはその人の意思が伴います。
人間の本質は得るものではなく買うものに表れる。
コンビニに立ち寄って何気に手にしたペットボトル。それが君自身の意思そのものです。
買い物は一番身近な生き方の主張なのです。
そして誰かの買い物は誰かの売り上げにつながる。間接的にその会社を応援しその会社は成長する。
つまり「未来の風景を変える」という結果に少なからず影響しています。
君が手にしている千円札は未来を創る投票券です。
応援したい会社の商品を買うという概念もあるよね
これまで何度かお伝えしてきたように買うことに年齢制限はありません。
僕たちは誰でも等しく社会を変える力を持っています。
1つ目は選挙。男性も女性もそのほかの性別の人も、お金を持っている人もそうでない人も、誰でも等しく一人一票。政治家を決める権利を持っています。
2つ目は消費。これまでお話ししてきたように、買う行動を通じて「好き・嫌い」の意思表示が出来ます。
3つ目は投資。投資は何もギャンブルではなく、株式市場を通じて、応援したい会社を選んで成長を見守る行動です。後で僕の仕事を説明する時に詳しく話すけれど、投資も個人が社会を選んで変えられる行動の1つです。
この3つのうち選挙は年齢制限があるけど消費と投資は0歳から始められます。
投資始めてみようかなと思ったよ。
個別株。
応援したい会社に投資してみたい!
商品を買うじゃない応援の仕方も経験して見たいな。
それが本当に欲しいのか。
なぜ、あっちじゃなくてこっちなのか考えてからレジに持っていく。
なんとなく買うのではなく、ちゃんと自分で決めて買う。
その行動を繰り返すだけで君の好きな未来が近づいてきます。
大企業こそ高リスク
2002年からの10年は日本が長引く不況に苦しんでいた時期です。
「ボーナスカット」や「派遣切り」といった穏やかではないニュースが連呼され、その前の10年も含めて「失われた20年」などと呼ばれていました。
なんと7割の企業が株価上昇を記録していたのです。
しかも株価をあげた7割の企業については、10年間で株価が2倍以上、利益も2倍以上になっています。
つまり、失われたと言われた2002年から2012年の10年間の間に、日本の上場企業のうちの7割以上が成長していたし、5割の企業が利益も株価も2倍以上伸ばしていたということ。
2002年からの10年は日本が長引く不況に苦しんでいた時期です。
「ボーナスカット」や「派遣切り」といった穏やかではないニュースが連呼され、その前の10年も含めて「失われた20年」などと呼ばれていました。
なんと7割の企業が株価上昇を記録していたのです。
しかも株価をあげた7割の企業については、10年間で株価が2倍以上、利益も2倍以上になっています。
つまり、失われたと言われた2002年から2012年の10年間の間に、日本の上場企業のうちの7割以上が成長していたし、5割の企業が利益も株価も2倍以上伸ばしていたということ。
素晴らしい成長ですよね。
では、その内訳を見ていきましょう。
実は大企業は全体の4%しかないんですよね。
残りの96%の中小企業が成長していたんです。
ちょっと意外ではありませんか。
では、大企業はどうだったのでしょうか。
東証一部上場企業のうち特に時価総額と流動性の高い30社の株の値動きをを示す「トピックス・コア30」を見ると2012年までの10年間でなんとマイナス24%。こちらは悲惨ですよね。
僕たちは大企業は儲かっていて中小企業は貧乏というイメージを抱きがちですが、必ずしもそうではありません。少なくともこの10年ではそうではないことがわかります。
更に2012年末から2020年アベノミクス以降も株式市場を牽引してきたのは中小企業なのです。
大企業に入れば安泰なのでしょうか。
むしろ高リスクなのは大企業の方なのかもしれません。
最後に
この記事では14歳の自分に伝えたいお金の話を紹介しました。
いかがだったでしょうか。
私は高井浩章さんのオンラインセミナーでお勧めされていた本で気になっていたので読んでみました。

日本はずっと不景気だと言われていて確かに大企業は何度も危機が襲っているけれども、中小企業はこんなに頑張っているんだと見る目が変わりました。
応援している中小企業の株を買う!商品も買い盛り上げる!そんな形で社会に関わっていきたいなと思える本でした。
この本が気になった方はぜひ読んでみて下さい。